企画を立てるとき、つい「まずは1回やってみよう」と考えがちですが、本当に大事なのは“2回目以降”のことを見据えることです。
とくに補助金を活用した企画では、お金あるから実施してみようとなりますが、「結局続かない…」というケースが少なくありません。

なぜ2回目を意識するべきか?

1回きりで終わる企画は、情報発信や協力関係、資材やノウハウなど、積み上げたものが次に活かされず、非常にもったいない。
逆に、2回目の実施を想定しておくことで、企画自体が“戦略”に変わっていきます。

例えば…

  • 人件費の効率化を考え、継続しやすい運営方法に見直す。

  • 終了後アンケートでエビデンスを可視化し、2回目の協賛依頼に備える。

  • 広報物を汎用的に設計し、次回以降の制作負担を減らす。

  • 装飾・備品は繰り返し使えるものに投資して、長期的にコストダウン。

  • 1回目は特別協賛の“試し参加”の導線を設け、結果を出し2回目で特別協賛を本格獲得する仕掛けを組む。

このように、「2回目をどう実現するか?」を軸に発想を変えると、コンテンツの設計も関係者との関わり方も、全てが変わってきます。

収支案は“未来の企画書”になる

2回目の収支案を描くことは、単なる数字合わせではありません。
それは、「この企画がどう育ち、地域や関係者にどう価値をもたらし続けるのか?」を考える作業です。

企画で終わらせず、戦略へと昇華させる一歩です。


この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
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