計画は立案することよりも実施することのほうがはるかに難しく、さらに難しいのは、実施した事業を継続・拡大させていくことです。
弊社では地域課題に沿った「ソリューション開発」を行っています。
主に以下の流れで進めています。
① 地域課題のヒアリングと調査
② コンセプト案の作成
③ 動かしやすく成功につながる戦略の策定
その後、以下の支援を行います。
④ 核となる地域プレイヤーの発掘
⑤ 人材育成と事業支援
コンセプトは非常に重要です。
コンセプトとは計画の軸であり、その軸をもとに活動が展開されます。
このコンセプトが良くない場合、どれだけ熱意があっても、能力が高くても成功は容易ではありません。
では、「良いコンセプト」とはどのようなものでしょうか?
それは、
聞いた瞬間に共感が得られる「美しさ」
活動を進めやすい「動きやすさ」
の両方を備えていることだと考えています。
過去に、有名なコピーライターに依頼して美しいコピーが生まれたことがありましたが、実際には活動が進めにくいものでした。
その理由は、活動を進める本人が主体的に関わっていなかったためです。
コピーライターやデザイナーはあくまで表現のプロであり、実際の活動を動かすプロではありません。
誤解のないようにお伝えいたしますが、これはコピーライターの方が悪いという意味ではございません。発注者である私自身の依頼の仕方や関わり方に問題があったという趣旨でございます。
そこで私は、次のような順序でコンセプトを作っています。
① 地域の特徴を活かした仮コンセプト案を考える
② 自走・拡大につながる施策案を考える(収益化も含む)
③ 仮コンセプト案を踏まえて最終コンセプト案を作成する
①と②は自ら行い、③の部分のみを必要に応じてコピーライターに依頼する方法が最適です。この方法はコンテンツ作りにも共通しています。
コンセプトは非常に重要な要素です。
ソリューションやコンテンツの開発にはさまざまな支援が伴いますが、私はその業務の8割以上がコンセプト作成であると考えております。
「美しく、かつ動きやすい」コンセプトを作ることができたかどうかにより、その後の展開が“ゼロ”にも“万倍”にもなり得ると実感しております。
コンセプトは短い言葉で表現されるため一見すると簡単そうに思われがちですが、実際には非常に難しく、多くの時間と思考を要します。
施策のシミュレーションを重ねながら、コンセプト案の一文字に至るまで徹底的に見直し、研ぎ澄ませていきます。
コンセプトやソフト面の価値は、まだまだ実際の価値よりも低く評価されがちですが、少しずつその重要性が正しく理解され始めていると感じております。
弊社は様々なプロジェクトやコンテンツの経験から、「美しく」「動きやすい」ソリューション開発を実施しています。
この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
伴走支援では、プレイヤーの事業を通してノウハウを活用し支援・育成を行っております。