【課題】
福井県が実施する「ワクワクチャレンジプランコンテスト」は、女性や若者、NPOなどが取り組む地域課題の解決や福井の活性化につながる活動を募集し、複数団体に対して総額1100万円の賞金を支援する取り組みである。毎年、おおよそ50団体が応募する。
しかし、不採択となった団体に対する支援が提供されない点や、賞金を獲得した団体であっても事業の実施が困難である場合がある点が課題としてある。
【業務依頼】
応募者(採択者、不採択者)の事業実施および自走化の支援を依頼。
さらに、2023年度においては賞金額を800万円から1,100万円に増額することを目指しており、そのための企業版ふるさと納税の代理営業も併せて依頼。
2021年より毎年継続実施。
発注者⇒福井県
【実施したこと】
応募者の中から希望する方に対し、プレゼンテーション前の伴走支援。
プレゼンテーション後の伴走支援を実施。
事業に沿った、事業相談、ノウハウ提供、ネットワーク支援を実施。
企業版ふるさと納税300万円獲得に成功。
【事業の結果】
毎年、不採択者に対しては、収益化可能なスキームの提案を行い、その結果として数名が実現に至っている。賞金は一過性のものであるが、収益化できるスキームは継続性を持つ点で優位性がある。
また、目的達成のために別の方法で実施する手法を提案し、効率化を図りながら成果の出やすい方法での実施も実現している。
採択者に対しては、単に事業を実施することに留まらず、賞金をどのように有効活用するか、また2回目以降にどのように事業を継続するかといった提案も行っている。
これらの伴走支援の成果が着実に現れており、予算の増額とともに毎年継続して事業を受託している。
【今後の展望】
専門的な知見を持つ伴走支援者を増やし、支援体制の充実を図る。
また、2025年度からは講座を新たに追加し、応募者への支援を一層強化する。
