対価を得て継続・拡大する活動を。
プロが生まれると、地域は変わる。
日本のサッカーはプロリーグが出来きたことで、練習に使える時間が増えた事でトップのパフォーマンスレベルが上がりました。
トップレベルが上がる事で、指標となるレベルが上がりアマチュア含むサッカー全体でレベルが底上げされ続けています。
まちづくりも同じです。
まちづくりを対価(本業・副業)を得て行うプロのプレイヤー(組織)が生まれれば、まちづくりに使える時間、プロ意識が生まれトップのレベルが向上し、結果全体のレベルが底上げされます。
まちづくり活動は2、3年で終わって継続・拡大しないケースが多く見られます。
主な理由は「活動量と対価が合わなくなる」「組織の在り方の問題」にあります。
対価とは主に地域に貢献しているという「自己有用感」もしくは「報酬」になります。
自己有用感については活動量や負担が増える一方で、満足できる自己有用感が得られずに活動疲れになるケースが多いです。
報酬については、活動に対してプレイヤーが納得できる対価が得られなければ、活動の継続は難しくなります。
対価を有用感のみで考えると、多くの場合は限界をむかえます。
プレイヤーの生活が安定していないと、利他的活動の継続は難しくなるケースが多いです。
特に若い世代においては、活動を始めたものの、結婚して生活にお金が必要になり、活動に時間を充てられなくなり、当初の活動が縮小・消滅するケースは少なくありません。
自己有用感は個人差が大きく、数値化もできないため、プレイヤー育成においてマニュアル化できません。
プレイヤー育成において、自己有用感(情熱)はまちづくりを志す上での必須条件と考えます。報酬の対価を得るノウハウ習得こそがまちづくりを継続・拡大するために一番必要な方法と考えます。
情熱をもって活動し、自己有用感と報酬の対価の両方を得る事で継続・拡大するまちづくり活動が生まれます。