企画を構築すれば成功すると勘違いしている方は意外に多いです。
過去に関連する記事を書いておりますので、併せてご覧ください。
参考→企画は「制作」「広報」と作業を分ける – まちづくりプレイヤースクール
今回ご紹介するのは、企画に必ず付随する「行動のハードル」についてです。
ビジネス用語に「マーケティングファネル」というものがありますが、これは認知から実際の行動や決定に至るまでには様々なプロセスがあり、最終的に決定に至る割合は、認知した人のうちわずか5%程度だという考え方です。
まちづくりの分野でも、企画(イベントや販促など)で同様の理論が当てはまります。

認知から決定に至るプロセスでは、「動機の強弱」とともに、「行動のハードル」も重要な要素になります。
参考→企画は「動機」からできている – まちづくりプレイヤースクール
行動のハードルが低いと、動機が弱くても決定に至りやすくなります。そのため、企画を立てる際には、可能な範囲で行動のハードルを下げる工夫が大切です。
以下に、弊社で考えるハードルの整理方法を示します。

・ハードルの高さを考える
・ハードルを越える必要のある人数(集客数)を考える
・ハードルを越えるための補助を考える(例:連携先による広報支援、臨時便など交通アクセスの向上)
なお、ハードルが高くても、それを越える人数が少なければ大きな問題にはならない場合もあります。具体的には、集客目標が10人なのか1万人なのかで対応が大きく異なります。
行動のハードルをしっかりと意識し、整理することが企画の成功につながります。
この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
伴走支援では、プレイヤーの事業を通してノウハウを活用し支援・育成を行っております。